アルヘシラス (Algeciras)
713年、イスラーム勢力(ムーア人)によって建てられた. 1031年の後ウマイヤ朝滅亡後、小国が分立するタイファ時代に入り、1035年から1058年まではアルヘシーラスも独立国家であった. 1344年、レコンキスタが進展する中で、カスティリャ王国のアルフォンソ11世によってアルヘシーラスが攻略された. これにより、ジブラルタル海峡をキリスト教徒が確保するようになり、西地中海の交易に従事していたジェノヴァ商人などが、イベリア半島西岸に進出するようになった. 1905年に第一次モロッコ事件が起きると、翌年の1906年にアルヘシラス会議がここで開催された.